「撮影処罰法」施行でも減らない恐怖。被害に気づいても「その場で声を出せない」人が78.0%もいるという現実

調査結果の要約
  • 心理的ハードル:盗撮被害に気づいた際、全体の78.0%が「恐怖や混乱で、その場で声を出したり拒絶したりできない」と回答。
  • 通報への障壁:被害に気づいた後、警察や施設管理者に「すぐに通報・相談できる」と答えた人はわずか16.0%。残る 84.0% が「証拠がない」「逆恨みが怖い」等の理由で躊躇する。
  • 法律の認知と限界:「撮影処罰法(性的姿態撮影等処罰法)」が施行されたことを 82.0% が認知しているが、そのうち「法律ができただけで安心できる」と答えた人はわずか 9.0% に留まる。
  • 求められる対策:88.0% の女性が、自力での対処は不可能だと感じており、物理的にカメラを検出・保全する「プロの調査」を求めている。

■ 背景:国の統計に見る「盗撮事犯」の急増と深刻な実態

近年、スマートフォンや極小隠しカメラの普及、さらには SNS や海外サイトでの違法動画売買の横行により、盗撮の摘発件数は過去最高水準を更新し続けています。法改正や新法施行の背景となった、警察庁が公表している客観的な統計データは以下の通りです。

【警察庁統計】全国の盗撮(撮影罪・条例違反)摘発件数の推移

  • 年間摘発件数:全国の盗撮摘発件数は年間5,000件超を記録し、10年前と比較して約2倍に急増している。
  • スマートフォンによる犯行:摘発された事件の約8割がスマートフォン(およびカメラ機能付き携帯電話)によるもの。
  • 隠しカメラ(偽装型)の脅威:残る2割のなかで、ペン型、時計型、コンセント型、火災報知器型といった「偽装型・設置型カメラ」による犯行が年々巧妙化し、摘発件数を押し上げている。
  • 主な被害場所:駅構内や電車内(約4割)が最多。しかし、「学校・学習塾・更衣室」「自宅・賃賃物件の室内」「公衆トイレ(多目的トイレ含む)」といった、よりプライベートな空間での『設置型カメラ』による被害が深刻な社会問題化している。

国が「性的姿態撮影等処罰法(撮影処罰法)」を施行した理由

従来の「都道府県ごとの迷惑防止条例」では、撮影された場所(自宅や個室、あるいは条例の隙間を突いた場所)によって処罰ができない、あるいは罰則が軽すぎるという致命的な欠陥がありました。この「国の統計上の急増」と「手口の悪質化」に歯止めをかけるため、国は刑罰を全国一律で大幅に強化した新法を施行しました。

しかし、こうした国の法整備が進んだ一方で、法制度と「現場の被害者が抱えるリアルな恐怖」の間には、依然として深い溝(ギャップ)が存在しています。

調査主体 名古屋盗聴盗撮調査センター(株式会社アジア危機管理サービス) 調査期間 2026年5月
調査対象 18歳〜39歳の女性100名(盗撮リスク・防犯に関する意識調査) 調査方法 インターネットインサイト調査(n=100)

■ アンケート調査結果(全10設問詳細データ:n=100)

Q1. 新しく制定された「撮影処罰法(性的姿態撮影等処罰法)」という法律をご存知ですか?
知っている(ニュース等で見聞きした)
82.0% (82人)
知らなかった
18.0% (18人)
Q2. 撮影処罰法ができたことで、盗撮の被害に遭う恐怖や不安は和らぎましたか?
法律ができても不安は変わらない(または増している)
91.0% (91人)
法律ができたことで安心できるようになった
9.0% (9人)
Q3. 自分の「自宅(部屋)」や「よく使う施設」に、隠しカメラが仕掛けられているかもしれないと考えたことはありますか?
頻繁にある・たまにある
72.0% (72人)
一度もない
28.0% (28人)
Q4. ネット通販等で、ペン型・火災報知器型など「外見では絶対にカメラと分からない機器」が誰でも買える現状をどう思いますか?
非常に恐怖を感じる(規制すべきだと思う)
87.0% (87人)
防犯目的の購入もあるため仕方がない
13.0% (13人)
Q5. 【最重要】もし自宅や外出先で「盗撮」の被害・不審なカメラに今まさに気づいたとしたら、その場で声を出したり、拒絶したりできると思いますか?
恐怖や混乱で声を出せない(何もできない)
78.0% (78人)
勇気を出してその場で声を出す・拒絶する
22.0% (22人)
Q6. 被害に気づいても、警察や施設管理者に「すぐに相談・通報することを躊躇してしまう」最大の理由は何ですか?
現物のカメラなど「確実な証拠」がないから
46.0% (46人)
気のせい(勘違い)だと言われるのが嫌だから
24.0% (24人)
犯人からの逆恨みや、その後の報復が怖いから
14.0% (14人)
迷わずすぐに通報・相談できる
16.0% (16人)
Q7. 警察へ相談(被害届提出)に行く前に、民間プロの調査を入れて「物証を確定」させたいと思いますか?
客観的な証拠を掴んでから警察に行きたい
88.5% (88人)
証拠がなくても直接警察に行く
11.5% (12人)
Q8. 自力で部屋のカメラ(Wi-Fi連動型など)を探して取り外す行為にはリスクがあることを知っていますか?
知らなかった(指紋が消える、犯人に遠隔で察知される等のリスク)
76.0% (76人)
自力で取り外すことのリスクを知っていた
24.0% (24人)
Q9. 盗撮カメラの現物が見つかった場合、犯人の指紋やDNAなどの「証拠保全」が極めて重要だと思いますか?
非常に重要だと思う(犯人を特定し処罰するために必須)
94.0% (94人)
あれば良いが、そこまで重要視しない
6.0% (6人)
Q10. 相談窓口やプロの調査業者を選ぶ際、女性スタッフが対応(または同行)してくれるプランを求めますか?
女性スタッフの対応を強く希望する(安心できるため)
71.5% (71人)
スタッフの性別はあまり気にしない(確実な調査を最優先)
28.5% (29人)

■ 【プロが解説】法律ができても「声を出せない」被害者心理の盲点

「声を出せない=防犯意識が低い」という二次加害を無くすために

アンケート結果が示す「その場で声を出せない女性が78.0%」という数字は、被害者の防犯意識が低いからではありません。人間は過度な恐怖や不意のプライバシー侵害に直面した際、脳の防御反応として体がすくみ、思考がフリーズします。法律で罰則がどれほど強化されても、現場で被害者が受ける「物理的な恐怖と精神的ショック」は一切変わらないという過酷な現実があります。

「証拠がない」という呪縛:通報を阻む最大の障壁

躊躇する理由の1位が「証拠がない(46.0%)」である通り、警察へ相談する前の段階で多くの人が挫折しています。お部屋の怪しい傷や、偽装型隠しカメラは、一般人の目視では確証が持てません。「もし勘違いだったら恥ずかしい」「取り合ってもらえないかもしれない」という心理的孤立が、結果的に卑劣な犯罪者を野放しにする悪循環を生んでいます。

犯罪被害者心理・証拠保全アドバイザー

森山 幸雄(Yukio Moriyama)

株式会社アジア危機管理サービス 代表取締役 / 名古屋盗聴盗撮調査センター代表

【専門性と実績】 企業コンプライアンス、内部不正調査、リスクガバナンスの専門家。名古屋を中心に東海全域で延べ300件以上の盗聴・盗撮調査の現場を指揮。社内には**公認不正検査士(CFE)**や**元警察OB**が多数所属。警察の捜査プロセスに精通しており、被害者の心理に寄り添った「客観的証拠の確定」を得意とする。

「法律(撮影処罰法)は犯人を裁くためのものであり、今そこにある隠しカメラを自動で消し去ってはくれません。警察を動かすには『物理的な証拠』が絶対に必要です。声を出せない、確証が持てないと一人で悩む必要はありません。私たちが特殊機材で目に見えないカメラを発見・保全し、法的に戦える『証拠』をあなたに手渡します」

■ 撮影処罰法と盗撮被害に関するよくある質問(FAQ)

Q. 「撮影処罰法(性的姿態撮影等処罰法)」ができたことで、従来の都道府県の迷惑防止条例と何が変わったのですか?

A. 罰則が大幅に強化され、全国一律で厳しい処罰が可能になりました。従来の条例では地域ごとに罰則の差があり、刑罰も比較的軽微でした。しかし国法である撮影処罰法では、衣服に隠された下着や身体を本人の同意なく撮影・所持・拡散する行為に対し、最高で3年以下の懲役または300万円以下の罰金といった重刑が科されます。

Q. 部屋の中に隠しカメラがある気がしますが、証拠がない状態で警察は動いてくれますか?

A. 「気のせい」の段階では、警察が部屋の捜索令状を取ったり、捜査を開始したりすることは極めて困難です。警察は事件性の明確な証拠(実物のカメラ、不審な電波の検出データなど)があって初めて動く組織です。そのため、まずは当センターのような専門業者が調査を行い、確定的な証拠をつかんだ上で警察へ同行・被害届を提出するのが最も確実な流れです。

Q. 盗撮カメラを発見した場合、その場で自分で取り外して警察に持っていっても良いですか?

A. 触らずに、そのままの状態でプロや警察を呼んでください。素手で触ってしまうと、犯人の「指紋」や内部の「DNAデータ」などの重要な物証が消えてしまう危険性があります。また、Wi-Fi回線で繋がっている場合、取り外した瞬間に犯人に察知され、証拠隠滅や逃亡を許す原因になります。発見時はそのままの状態で当センター(または警察)へご連絡ください。

声を出せなくて当たり前です。あなたの代わりに、私たちが戦う証拠を見つけます

「勘違いかもしれない」と一人で恐怖を抱え込む必要はありません。元警察OB・公認不正検査士(CFE)が在籍する危機管理のスペシャリストが、徹底的な機密保持のもとでお部屋の安全を調査し、心の平穏を取り戻します。

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